小児科Q&A

Q

子どもの「発熱」の目安はありますか?

A

一般的には37.5℃以上で発熱といい、38℃を超えると病気の可能性があると判断します。
ただし、乳児は一時的に(数時間程度)発熱することもありますので、まずはご自宅で様子を見て、長引くようであればご来院ください。

Q

子どもが「いびき」をかいていますが、問題ありませんか?

A

いびきであれば問題ありませんが、息が止まっている場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性がありますので、受診するようにしましょう。

Q

緑色の便が出たのですが、異常ですか?

A

母乳栄養児の便は、濃い黄色です。人工乳が混ざると、緑色の便になることもあります。
母乳栄養の場合、便中の細菌はほとんどがビフィズス菌です。人工乳が混ざると、大腸菌や腸球菌などが出現するため、色にも変化が現れます。

Q

目やにが多いのですが、目の病気でしょうか?

A

目の病気の可能性もあるため、受診をおすすめします。症状の改善は、目周辺のマッサージで図れることもあり、当クリニックではマッサージ法の指導も行っています。

Q

授乳中ですが、風邪をひいてしまいました。薬を飲んでも大丈夫でしょうか?

A

抗がん剤のような副作用が強いものを除き、ほとんどのお薬は飲んでいただいて構いません。風邪であれば服薬期間も短いので、母乳を止める必要はありません。むしろ母乳を中断する方が、赤ちゃんとお母さんにとってリスクになります。
ご心配であれば、服薬の前に授乳したり、赤ちゃんがまとまって眠っている間に服薬したりするなど、薬を飲むタイミングを調整してみてください。
それでもご心配であれば、当クリニックにご相談ください。

Q

家族で風邪をひいてしまったのですが、家庭内感染を防ぐために気をつけることはありますか?

A

手洗いやうがいをこまめに行い、マスクをつけましょう。手で口を覆って咳をしても、手のひらに細菌が付着すると家中に広がってしまいます。

Q

熱があっても、予防接種は受けられますか?

A

37.5℃以上あると、接種は受けられません。余裕を持って接種スケジュールを組んでおきましょう。当クリニックは、一度に複数の接種を受ける同時接種をおすすめしています。

Q

しゃっくりは、早めに止めた方がいいですか?

A

しゃっくりは、発汗後の寒冷刺激で出ることが多いようです。環境温をあたたかくすると止まりやすい傾向にあります。心配しなくても、いずれ止まるので、ご安心ください。

Q

沐浴(入浴)で赤ちゃんの耳に水が入りました。中耳炎になりますか?

A

中耳と外耳は鼓膜で遮断されているので、外耳に水が入っただけでは中耳炎になりません。外耳に水が入ったら、綿棒が届くところだけ水を吸い取りましょう。

Q

耳鼻科か小児科か、迷う症状のときはどうすればよいですか?

A

迷ったときは、小児科をご受診ください。鼓膜切開が必要な中耳炎の場合は、こちらから耳鼻科をご紹介します。一方、耳垢がつまっているようなときは、専用の器具がある耳鼻科の方がよいこともあります。