夜尿症の治療は、本人の意思が一番重要です。本人はやる気がないのに治療を始めてしまうと、失敗を重ねることになり、かえって自信をなくしてしまいます。夜尿症治療で大切なのは、成功体験の積み重ねです。本人のやる気を伸ばすようにして取り組むと、1、2回の指導ですっとよくなるケースも多くあります。
一方、夜尿症が長引く場合は、ご家族とお子さんとの関わり方を変えてみることが転機となるかもしれません。小さい頃からの習慣でお子さんの世話を焼き過ぎると、夜尿症が長引く傾向が見られます。お子さんが自身の興味で動き、積極的に物事に取り組むようになると、夜尿症治療も一気に進むことがあります。
おねしょが続くと、ご家族は心配だと思いますが、長い目であたたかく見守ってあげるようにしましょう。